アメリカの西海岸や中西部には大寒波が襲来しているそうですが、こちら東海岸は初夏のような気温が続いています。昨日は最高気温が80°F(26℃)以上もあり、夕方に半袖で外に出ても全く寒さを感じませんでした。
このところの陽気のせいか、ご近所ではモクレンやコブシの花が一斉に咲き始めました。我が家の裏庭にもモクレンの木があるのだけれど、日当たりが悪いからなのか毎年ぽつぽつと咲くだけで、ご近所の木のように満開にはなりません。でも心なしか毎年少しずつ花の数が増えているような気もします。
水仙も増えました 。
少しずつ春が近づいています。
さて、今週、私はまたひとつ齢を重ねました。
この年齢になると、誕生日だからどうということもないのだけれど、ささやかにお祝いをしていただきました。家族からは誕生日に何が欲しいかと訊かれたけれど、何も思いつきません。逆にモノを減らしてほしいくらいです。誕生日じゃない時にはいろいろと欲しいものがあるのに、どうして毎年誕生日になると欲しいものが思い浮かばないのか、不思議です。
夫とSちゃんが食事に連れていってくれるというので(息子は仕事)、韓国料理のお店に出かけることにしました。ところが、行きたかったお店はちょうど定休日で、急遽別のお店に行くことに。このお店、ちょっと怪しげな外観なうえに店内もガラガラで、うーん、という感じだったのだけれど、お料理はとっても美味しかった。海鮮チヂミは外はカリカリ、中はモチモチ、プルコギのお肉は柔らかく、スンドゥブッチゲはアツアツ。本当はトッポッキやチャプチェも食べたかったけれど、なにしろ量が多いので、他のメニューは次回のお楽しみに。
途中でテイクアウトのお客さんと店員さんが韓国語で話しているのが聞こえて、私は会話が聞き取れるかな、とダンボ耳になって聞き耳を立てていたら、お客さんが「キダリルケヨ」と言ったのがわかって、やったー、わかったー、と感動しました。ちなみに「キダリルケヨ」は「待ちます」という意味です。
食事の最後にシナモン味の甘ーい飲み物が出されて、一口飲んでみたら、液状の飴のような甘さでした。シナモン味でもあるから「わ、浅田飴みたい」と私が言うと、Sちゃんは「なんですか、それ?」と訊いてきます。きょうびの若者は浅田飴を知らないのね、と思って、「昔からある、丸い缶に入った飴なんだけどね、…」と私が言い終わらないうちにSちゃんは、「えー、日本語だったんですか!? アサダーメっていうものかと思いました」と。ぷぷぷ。
そういえば以前も、私がサバの炊き込みご飯を作った時に、いつもと違うサバ缶を使ったらあまり美味しくできなくて、「今回はちょっと大味だったね」と私が言ったら、Sちゃんは「オオアジってなんですか?」と訊いてきました。「味気ないっていうことかなぁ」と答えると、「オオアジっていう言い方があるんですね。一瞬、サバって大きいアジ(鯵)なのかと思っちゃいました」と。ほんとにかわいい人なんです。
えーと、誕生日でしたね。
家に帰ると、Sちゃんがフルーツタルトを用意していてくれました。フルーツたっぷりで美味しかったー。
こうして今年もお祝いをしてもらって、幸せな一日を過ごしました。
Jさん、お誕生日おめでとうございます!
返信削除ほんと、写真で見るともう春めいてますね。 今週こちらは二度ほど雪がちらつきました。地面に残らない程度ですが、ひらひらと舞う羽のような雪できれいでした。 私はここの真夏はほんと、苦手なので(ってほとんど外にでないのに。。。笑)今のちょっと寒いくらいの気候が好きです。
実は私も浅田飴、知りません。沖縄の島まで流通してなかったのかな? それと”大味”という言葉も 聞いたら曖昧に意味が理解できるけど 自分のボキャブラリーからは会話の中ででてこないかも。まるでSちゃんと同じレベルです。 フルーツタルト、美味しそう! SちゃんもしっかりJさんの好みを知っているみたいね。優しい子。
何はともあれ、良い一年になりますように。。。
Ziggyさん、ありがとう♪
返信削除西側のほうは大寒波のようですね。カリフォルニアでも雪が降ったとニュースで見ました。暖かくして過ごしてね。
私も実は寒いくらいの方が好きです。春や秋の気候がずっと続けばいいのに、とも思うけれど、暑さや寒さがあるからこそ春や秋の気候をありがたいと思えるんでしょうね。
あら、浅田飴を知らない?あんまりポピュラーなものじゃなかったのかな。元祖のど飴みたいな感じだと思っていたけど。赤い缶に入った浅田飴ニッキはキョーレツなシナモン味だったんです。
「大味」も普通はあまり使わないかも。Sちゃんはきっと私は変な言葉ばかり使うと思っているかもしれません。逆に私は新しい言葉を知らなくて、ずっと長い間「ベタ」という言葉の意味を知りませんでした。他にもいろいろあります。
Sちゃんは私がアメリカのケーキを好きじゃないと知っていて、フルーツタルトを選んでくれたんですよ。ここでは日本のケーキのような美味しいものは手に入らないから。
Jさん、お誕生日おめでとうございます。カラフルなフルーツタルトが美味しそう〜。とても気の利く優しいGFさん。
返信削除はいはい、浅田飴も大味もわかりますよ〜。懐かしい〜。
大味は素材そのものの味を表現するときに使う気がします。私は例えばみかん?とか?
浅田飴は今もあるのかな?子供ながらにブルーの缶のあの味は嫌いではなかったです。昔はのど飴?みたいなものは丸い缶に入っていましたよね。那智黒とかも。
西海岸、私の住む州は本日土曜日は晴れ、午前11時前にやっと1℃まで上がりました。今日の最高気温は6℃くらいまで上がるそうですが、日が落ちる頃からまた雪の予報です。
アメリカはセントラルヒーティングで家の中では半袖で大丈夫で、しかも車の生活となると日本の様な寒さに凍えることは少ないですよね。
昨年までは一年の最低気温が23℃くらいまでしか下がらない国での生活だったのでこの寒さを満喫しております!
Knotrieさん、ありがとうございます!
削除浅田飴は昭和の遺物なんでしょうかねー。今もあるのかな?子供の頃、缶入りの浅田飴が祖父母の家にいつもありました。そして、なぜか赤い方の缶が。アメリカに来てシナモン味にずいぶん慣れて、今では好きな味ですが、子供の頃は苦手でした。
そちらはやはりとても寒いんですね。11時で1℃しかないなんて。冬の長野もそんな日が普通にあります。ただし、セントラルヒーティングではないから家の中も寒くて、厚着するしかありません。本当にアメリカの暮らしは極力不便さを排除して、合理性を追求していますよね。ヨーロッパでは不便でも環境保全が優先されると聞きますが。
シンガポールは10月頃に行ったことがありましたが、真夏のようでした。トロピカルフルーツが安くて美味しくて市場でたくさん買って食べた思い出があります。それなのに、ホテルのロビーにはリンゴが置いてあって。あちらでは寒い地域で採れるリンゴに希少価値があったのかもしれませんね。
横から失礼します。大味についてですが、奈良の母はよく「今日はいつもより沢山作ったから、大味になった」ような使い方をしていました。懐かしいです〜。
返信削除兄は、奈良の実家に帰って母を話した後で、大阪の家で奥さんや娘と話すと伝わらない言葉があるそうです。母は主に祖母に育てられたから、明治の言葉も残っているのかな?
お誕生日、おめでとうございます!
Yurikoさん、コメントをありがとうございます!気づかずに返信が遅れて申し訳ありません。
削除お母様も「大味」という言葉を使われていたのですね。私はなんとなく普通に使っていましたが、今ではもうあまり使わない言葉なのかもしれませんね。私も子供の頃に祖母と過ごすことが多く、祖母もまた古風な言葉を使う人だったせいか、今でも私は気づかずに古い言葉を使っていることがあるみたいです。さすがに今では使いませんが、祖母の言葉に倣って小さい頃はお手洗いのことを「ご不浄」と呼んでいました。学校に行くようになって、普通のお家ではそんな言葉は使わないんだと知り、自然に使わなくなりましたが。笑
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