2022年10月30日日曜日

Wicked 10k

 土曜日に地元開催の10kランニング大会に参加してきました。

Wicked (邪悪な)10kというイベント名からも分かるようにハロウィーンのイベントで、ほとんどの参加者が仮装していました。みんなそれぞれにとても個性的なコスチュームを着ていて、それを見ているだけでも十分に楽しめました。市販のよくあるコスチュームの人もいたけれど、大抵は工夫を凝らしたDIYコスチュームでした。

スタートの順番は自己申告タイムに基づいて8組に分かれていましたが、最初の組はやはりPR(自己記録)更新を目指しているような真剣なランナーが多いためか仮装率がずいぶん低く、順番が遅くなるにつれて大胆な仮装が増えていたように思います。

私とSちゃんは自己申告タイムをかなり遅くしたので6組目でした。まわりにはゴーカート付のマリオとルイジや、Guns n’ Rosesのアクセル・ローズとスラッシュ(ともに女性)がいたりして、かなり強風の中、ゴーカートの空気抵抗はきつそうとか、スラッシュのトップハットはどうするの、と他人事ながら心配してしまいました。レースの途中で、最近よく見るティラノサウルスのコスチュームの人を見たけれど、ちっとも進まない感じで可哀そうでした。あれは100メートル走ぐらいなら笑えるけど、長距離はただ苦しいだけのような

さてさて、私たちはどんな仮装をしたかというと、Sちゃんの提案で「チーズを追いかけるネズミ」ということになりました。最初はSちゃんがどこかのお店でピーナツバター&ジェリーのサンドイッチのコスチューム(一人がピーナツバターを塗った食パン、もう一人がジャムを塗った食パン)を見かけたといい、ずいぶん気に入っていた様子だったのだけれど、いやー、それは空気抵抗がと私がダメ出しをしてボツになりました。私も一応PR更新を目指しているもので

そうこうしているうちにコスチュームをネットで注文する時間がなくなってしまい、結局DIYでチーズとネズミの耳を作ることに、といっても、チーズは黄色いフリース生地を買って穴を開けただけ(横に縛るひももつけたけれど)、ネズミの耳も風よけの耳当てを工夫してそれらしく見せ、本番まえに鼻を黒く塗ってひげを描いただけです。チーズの衣装には本物のネズミ捕りのトラップもついています。役割は私がチーズでネズミのSちゃんに追いかけられるという設定でした。こんな簡単な仮装だったけれど、これが意外とウケて、写真を撮らせてと頼まれたりしました。

レースの途中、沿道の小さい男の子が私の姿をみて「チーズ!」と叫んだのが聞こえた時、私の前を走っていた男の人がその男の子にむかって「チーズ」と言い返していて、写真を撮られると思ったのかもしれません。そのランナーさんには私の姿が見えていなかったから。ぷぷぷ。

結局、途中でSちゃんとははぐれてしまって、ネズミに追いかけられるチーズという構図が成り立たなくなってしまったままゴールしました。タイムは去年のホノルルの10kより30秒弱遅かったけれど、まずまずでした。Sちゃんもかなり頑張って私の数分あとにフィニッシュしました。

レースビブ(ゼッケン)にはフードチケットと3杯分のドリンクチケットが付いていたので、暖かいトマトスープとパンをもらって、まだ朝の9時だというのにビールを一杯飲んでしまいました。さすがに朝から3杯は気が引けるので残りの2枚は使わず。

久しぶりのレースだったけれど、お祭りのようなお遊びのようなレースで楽しかった。また来年もぜひ参加したいと思います。

さーて、次は3週間後のハーフマラソン。そして6週間後のホノルルマラソン。本当に大丈夫なんだろうか

 


 

2022年10月23日日曜日

パスポートのこと

 横浜市に郵送で申請した戸籍謄本の写しが届きました。子供たちのパスポート用です。

娘はしばらく前から日本に行きたいと言っていたのだけれど、日本のパスポートを持っていなかったためにずっと行くことができないでいました。日本に二等親以内(だったかな?)の家族がいる場合はビザを取れば行けるとのことでしたが、それでも結局は家族である証明などを用意しなければならないはずだから、そこまでして行くつもりはなかったようです。今月から渡航の規制が緩和されて、アメリカのパスポートでもビザ免除で渡日できるようになりましたが、今後またなんらかの感染症対策などで同様の措置が施される可能性もあることを考えて、日本のパスポートを作ることにしました。ちょうど12月に私が娘のところに行くので、その時に一緒に領事館に行く予定です。

ところで、アメリカ国籍を持つ成人の娘は、果たして日本人として日本のパスポートを作れるのでしょうか?

ちょっと調べてみたら、作れるのだそうです。実際、知人の日米ハーフの息子さん(成人)がこの夏にパスポートを取って日本に渡航していました。

その昔、うちの子供たちが生まれた頃は、二重国籍を持てるのは22歳頃までで、その後は日本かアメリカのどちらかの国籍を選択しなければいけない決まりでした。そんなこともあって、娘は20代前半ぐらいまでは有効な日本のパスポートを持っていたけれど、その有効期限が切れてからはパスポートを申請できないものだと思っていたといい(私もそう思っていました)、最後のパスポートはハワイに移住する時にシュレッダーにかけて捨ててしまったそうです。実際は今でも二重国籍は認められておらず、現在は20歳(成人の年齢が18歳になったことで2年繰り下がったとのこと)でどちらかの国籍を選択しなければならないのだけれど、選択しなければ「国籍留保者」という立場でパスポートを申請できるのだそうです。これは出生など、自分の意志とは関係なく二重国籍になってしまった人だけが対象です。

最近、私のまわりにアメリカ国籍を取ろうと考えている日本人が何人かいます。友人のMさんや、息子の彼女のSちゃんもその一人です。Sちゃんは、お父さんがアメリカ人でお母さんが日本育ちの日米ハーフだから本人はクォーター日本人なのだけれど、いろいろな都合からアメリカ国籍を持たず、小学生のときに数年アメリカに滞在したものの、中学までは日本の学校に通って、その後ご家族とアメリカに引っ越してきました。だから心はほぼ100%日本人です。そのSちゃんも、求職やいろいろなことを考えて、次のグリーンカード(永住者カード)の更新をしないで、国籍を取ろうかと考えているようです。ただ彼女は、自分は容姿が100%日本人ではないから、自分と日本を結びつけるものは国籍しかないのに、それを失うのは悲しい、と言っていました。

確かにそうかもしれません。私はたとえアメリカ国籍を取得したとしても、自分が日本人じゃなくなるなんて思わないし、周りの人も私を日本人だと思うだろうけれど、Sちゃんの場合は初見で日本人だと思われない上に、「日本人です」と言えなくなっちゃうのは寂しいことなのでしょうね。知り合いの日本人ご夫妻の娘さんたちは、見た目は完全な日本人だけれど、アメリカ育ちで日本語はほとんど話せません。Sちゃんは見た目はアメリカ人だけど、中身は完全に日本人。不思議ですね。

知人の娘さんたちはおそらく日本国籍も留保しているから、現状ではアメリカと日本のパスポートが持てます。うちの子供たちは50%しか日本人じゃないけれど、日本国籍を留保しているから両国のパスポートが持てます。Sちゃんは日本生まれで日本国籍を保持しているけれど、アメリカ国籍を取得したら日本国籍を自分の意志で放棄したと見なされて、日本のパスポートは持てません。私もアメリカ国籍を取得したら、日本のパスポートは持てません。

私は今のところまだアメリカ国籍を取るつもりはないけれど、いずれそうなるとしたら悩ましい問題です。

 昨日の炎のような夕焼け


2022年10月16日日曜日

サツマイモ、ゴボウ、ピーナッツの収穫

 

 

先週末にサツマイモとミニゴボウとピーナッツを収穫しました。
 
ゴボウとピーナッツはコンテナ栽培だったのでいつ収穫してもよかったのだけれど、地植えだったサツマイモはその場所に次の野菜を植えたかった こともあり、植え残した半端な短い苗を植えて、そのうえ花まで咲いてしまったことから、おそらくお芋はできていないと思い込んでいたので、3株あるうちのひとつを試し掘りしてみることにしました。案の上、手探りで根の周りを掘ってみると、赤い太い根ばかりが伸びていてお芋らしいものは見つかりません。あー、やっぱりダメだった、とガッカリしながら他の2株も掘ってみましたが、お芋はひとつもありませんでした。
 
 
 
まぁ、仕方ないか…と諦めて、次の野菜用に土を耕していると、途中で切れてしまった赤い根が土の中から出てきて、それを引き抜こうとすると、木枠の隅の方まで伸びています。土をかき分けて根の先端を探ると、なにやら赤い塊が出現しました。お芋はできていないものと勝手に決めつけていたので、その赤い塊を見ても、それがサツマイモだとすぐには認識できませんでした。木枠の真下の粘土層の中に窮屈そうにうずくまっているという感じで、周りの固い土をガリガリ掘ってようやく取り出せました。もう一つの小さいお芋は木枠の下を超えて、木枠のまわりに敷いたレンガ板の下にまでもぐりこんでいて、これは木枠の外側を掘って取り出しました。木枠の中の土はフワフワで野菜作りに適した土なのに、サツマイモはわざわざ固い土を探して成長したようにも見えます。サツマイモは痩せた土地で育つというのはそういうことなのかもしれません。

 

 
少ししか穫れなかったけれど、なかなか立派なサツマイモです。来年もまた作ろうっと。
 
 
 

さて、こちらはリスが植えていったピーナッツ。

 
 鉢から出してみると…
 
 
 
ジャジャーン、それほど多くはなかったけれど、ちゃんとピーナッツになっています。ピーナッツは茎から伸びた長い根のようなものが地中に潜り込んで、そこにピーナッツができるということが分かりました。次は、根が入りやすいように、もう少し幅の広いプランターに植えることにします。
 
リスは、夏の間にせっせと隠したピーナッツや他の木の実を回収すべく、庭のいたるところに穴を掘っています。ほふく前進みたいな恰好で隠した場所を探している姿を見かけました。

 

 こちらはミニゴボウ。30-40㎝ぐらいになると種の袋に書いてあったので、地植えはちょっと難しいと思い、袋栽培にしてみました。袋だけでもよかったのだけれど、バケツの底に穴を開けたものに袋ごといれて安定させました。

根菜類は地中できちんと成長しているのかどうかが目に見えないから、いつ収穫していいのかよくわからなかったりするのだけれど、発芽から70-100日程度で収穫と種の袋に書いてあったので、袋を開けてみることにしました。あまり長く放置するとスが入ったスカスカのゴボウになってしまうこともあるというので...。 地植えのゴボウを掘ると、途中で折れてしまうこともありそうだけれど、袋栽培の場合は袋の中の土をそのまま出して土をほぐすだけです。

そして中から出てきたのは...

ちゃんとゴボウになっていました!ゴボウはなかなか買えないから貴重な食材です。次回は少しずつ時期をずらして植えて、長期に収穫できるようにするのもいいかもしれません。

2022年10月10日月曜日

目標更新中

先日、夫の誕生日に家族で食事に出かけた帰りのこと、車の後部座席の窓からきれいな満月が見えたので、「あ、今夜は月がきれいだよ」と言うと、隣に座っていたSちゃん(息子の彼女)が「Jさん(私)が今、I love youって言いましたよ」と言います。そんなこと一言もいってないけど、どうしちゃったの、Sちゃん?と彼女のほうに向きなおると、「《月がきれいですね》っていうのは愛の告白なんだそうですよ。えーと、誰が言ったんだったかなぁ」と検索しています。

すると、こういうことでした。夏目漱石が英語を教えていた時に、生徒が「I love you」を「我、君を愛す」と訳したら、漱石先生は「日本人はそんなことは言わない、月がきれいですねとでも訳しておけ」と言ったのだとか。有名な話らしいけれど、私は全然知りませんでした。ということは、好きでもない人と一緒にいて、たまたま「月がきれいですね」と閑談のつもりで言っちゃったら、「おや、この人は僕に気があるのか」なんて思われてしまうかもしれません。気をつけようっと。

さて、本題。

去年の12月に娘の住むハワイを初めて訪れて、十数年ぶりに10Kレースを走ったのだけれど、なんと今年はホノルルのフルマラソンにエントリーしてしまいました。ハーフならこれまた十数年前に一度だけ走ったことがあるものの、フルマラソンは完全に未知の世界。いやー、不安です。

12月の10k以降、前月の走行距離を必ず超えるという目標を設定して少しずつ距離を伸ばしてきました。8月は暑さと下旬に体調を崩したことが祟って目標達成には至らなかったものの、それ以外は順調に来ています。フルマラソンを走るには月間200kmぐらいは走らなければいけないのだと思いますが、走れる時間も体力も及ばず、まだ100+kmが限度です。週末のロングランも今はまだ16kmぐらい。ホノルルマラソンまであと9週間しかないけれど、初フルマラソンはとにかく完走を目標に頑張ろうと思います。ホノルルマラソンには時間制限がないのが幸いです。

 

そして今年はランニング初心者のSちゃんもフルマラソンに参加します。彼女はまだそれほど走り込めていないけれど、若さで乗り切っちゃうのかもしれません。

Sちゃんは5kのレースしか走ったことがないので、ホノルルの前哨戦として今月末の10kと11月中旬のハーフに二人でエントリーしました。10kはハロウィンのイベントなので、Sちゃんがコスチュームを探してくれています。コスチュームコンテストもあるんだとか... 走りやすいコスチュームにするか、ウケ狙いにするか…Sちゃんは後者にしたいみたいです。