土曜日に地元開催の10kランニング大会に参加してきました。
Wicked (邪悪な)10kというイベント名からも分かるようにハロウィーンのイベントで、ほとんどの参加者が仮装していました。みんなそれぞれにとても個性的なコスチュームを着ていて、それを見ているだけでも十分に楽しめました。市販のよくあるコスチュームの人もいたけれど、大抵は工夫を凝らしたDIYコスチュームでした。
スタートの順番は自己申告タイムに基づいて8組に分かれていましたが、最初の組はやはりPR(自己記録)更新を目指しているような真剣なランナーが多いためか仮装率がずいぶん低く、順番が遅くなるにつれて大胆な仮装が増えていたように思います。
私とSちゃんは自己申告タイムをかなり遅くしたので6組目でした。まわりにはゴーカート付のマリオとルイジや、Guns n’ Rosesのアクセル・ローズとスラッシュ(ともに女性)がいたりして、かなり強風の中、ゴーカートの空気抵抗はきつそうとか、スラッシュのトップハットはどうするの、と他人事ながら心配してしまいました。レースの途中で、最近よく見るティラノサウルスのコスチュームの人を見たけれど、ちっとも進まない感じで可哀そうでした。あれは100メートル走ぐらいなら笑えるけど、長距離はただ苦しいだけのような…。
さてさて、私たちはどんな仮装をしたかというと、Sちゃんの提案で「チーズを追いかけるネズミ」ということになりました。最初はSちゃんがどこかのお店でピーナツバター&ジェリーのサンドイッチのコスチューム(一人がピーナツバターを塗った食パン、もう一人がジャムを塗った食パン)を見かけたといい、ずいぶん気に入っていた様子だったのだけれど、いやー、それは空気抵抗が…と私がダメ出しをしてボツになりました。私も一応PR更新を目指しているもので…。
そうこうしているうちにコスチュームをネットで注文する時間がなくなってしまい、結局DIYでチーズとネズミの耳を作ることに、といっても、チーズは黄色いフリース生地を買って穴を開けただけ(横に縛るひももつけたけれど)、ネズミの耳も風よけの耳当てを工夫してそれらしく見せ、本番まえに鼻を黒く塗ってひげを描いただけです。チーズの衣装には本物のネズミ捕りのトラップもついています。役割は私がチーズでネズミのSちゃんに追いかけられるという設定でした。こんな簡単な仮装だったけれど、これが意外とウケて、写真を撮らせてと頼まれたりしました。
レースの途中、沿道の小さい男の子が私の姿をみて「チーズ!」と叫んだのが聞こえた時、私の前を走っていた男の人がその男の子にむかって「チーズ」と言い返していて、写真を撮られると思ったのかもしれません。そのランナーさんには私の姿が見えていなかったから。ぷぷぷ。
結局、途中でSちゃんとははぐれてしまって、ネズミに追いかけられるチーズという構図が成り立たなくなってしまったままゴールしました。タイムは去年のホノルルの10kより30秒弱遅かったけれど、まずまずでした。Sちゃんもかなり頑張って私の数分あとにフィニッシュしました。
レースビブ(ゼッケン)にはフードチケットと3杯分のドリンクチケットが付いていたので、暖かいトマトスープとパンをもらって、まだ朝の9時だというのにビールを一杯飲んでしまいました。さすがに朝から3杯は気が引けるので残りの2枚は使わず。
久しぶりのレースだったけれど、お祭りのようなお遊びのようなレースで楽しかった。また来年もぜひ参加したいと思います。
さーて、次は3週間後のハーフマラソン。そして6週間後のホノルルマラソン。本当に大丈夫なんだろうか…