2023年5月24日水曜日

為せば成る - スプラウト編

 


スプラウトができました。

昨年の春にケールのようなコラードグリーンのような得体のしれないお菜が勝手に畑に生えてきたので種をたくさん採っておいたのだけれど、それを全て畑にまいて育てるのは面積を考えても到底ムリなので、スプラウトとして発芽させてみることにしました。何の種なのかはわからないものの、黄色い菜の花が咲いたから何らかのアブラナ科の植物だと思うので、スプラウトとして食べても大丈夫でしょう。

さて、家にはスプラウト栽培用の専用容器はないので、何を使って育てましょうか。以前、水菜のスプラウトを作った時には、ジャムなどを保存するガラスの小瓶の底にペーパータオルか脱脂綿か何かを敷いたものを使った覚えがあるのだけれど、毎日水を替えるのにかなり苦労したので、やはり底がザル状のものか、せめて穴の開いたものがいいと考えました。

そこで、自家製納豆を保存するためにいくつも買った発砲スチロールのカップ(全くエコじゃないですね) の底に楊枝で穴を開けて、少量の水を入れたプラスチックのカップの中に入れるという方法をとりました。その前に両方のカップをアルコールで殺菌消毒することも大事です。スプラウトには雑菌の繁殖が大敵だから。発泡スチロールのカップの底に、家にあった無菌ガーゼというのを敷いて、種をまんべんなくまき散らし、空気が入る程度に蓋をずらして置きます。毎日水を替えながら待つこと1週間、立派なスプラウトが出来上がりました。最後の2-3日は蓋をはずして光を当て、葉を緑化させます。

種が小粒だから、大根やラディッシュのような大きな貝割れにはならないけれど、ひょろひょろと長くなったのでスプラウトとしては成功と言えそうです。これは大根サラダに載せて食べました。大根の貝割菜ほど辛くなく、食べやすいスプラウトでした。


昨年は日本から戻ってきたばかりで秋冬野菜を植えなかったから、勝手に生えてきた得体のしれないお菜の種しか採れなかったけれど、今年は故意に野菜として収穫しないで一部を残しておいた油菜(ユーチョイ)、青梗菜、小松菜、ミニ白菜、紅心大根などの種がたくさん採れました。市販のマイクログリーン(スプラウト)の種も買ってみたのだけれど、珍しい種類の野菜の種が入ったミックス種のようなので、これを何株か露地栽培して種をとってみようかと浅ましいことを考えています。(まだ鞘に入ったままの小松菜の種↓  この2倍ぐらいがまだ畑に残っています)

 


 

2023年5月19日金曜日

MisfitなMs.fit

 

♪ Ma ma ma ma misfit, misfit

Freak that’s on the street…

というCuriosity Killed the Cat の曲(Misfitがありましたねー。PVはアンディ・ウォーホールが監督して、出演もしていました。日本では確かカセットテープのCMにこの曲が使われていたんじゃなかったかと思いますが、私はこの曲の入ったアルバムをLP盤で持っていました。今どきの若者の中にはカセットテープやレコードなんて見たことも聞いたこともない人がいるのかもしれません。

それはさて置き、今年2月の私の誕生日に、息子とお付き合いしてくれているSちゃんが市のレク(リエーション)センターの有料メンバーシップを私にプレゼントしてくれました。レクセンターは、ジムやプールやバスケットボール、ラケットボールなどの室内コートのほか、屋外にはテニスコート、野球場、サッカーフィールドなどが完備された施設で、市内に数か所あります。メンバー登録をすると、こうした施設がいつでも使えるだけでなく、数あるフィットネスクラスにも事前予約なしで追加料金も払わずに参加できます。アメリカではおそらくどのコミュニティでも同様の施設やプログラムがあるんじゃないかと思います。

Sちゃんも同時にメンバー登録をしたので、最近、私たち二人はメンバー料金の元を取るために、時間を見つけてはレクセンターに足繁く通っているのでした。フィットネスクラスも一人ではなかなか行きづらいけれど、二人ならば心強いので、まずはヨガに初挑戦。ところが、「ヨガぐらいなら」と侮ることなかれ。そんなに激しい動きやポーズをしたわけではない(と思っていた)のに、帰宅して数時間したら、まるで風邪をひいた時のように体がだるくなり始めました。好転反応といい、普段使わない筋肉を使ったために身体が驚いていろいろな反応をしてしまうのだそうです。確かに翌日は上半身が激しく筋肉痛になりました。ヨガの他にはピラティスのクラスにも行ってみました。ヨガに近いものなのかと思っていたら、ピラティスはしなやかに筋力アップを目指すエクササイズなんですね。片足立ちでかなりフラフラしたのは、コアマッスルが弱いからなのかもしれません。

そして、つい最近、遅ればせながらZumba(ズンバ)デビューを果たしました。Zumbaはラテンダンスと有酸素運動を融合したエクササイズで、もう何年も前からその存在は知っていたし、どハマりしていた友人もいたのだけれど、有酸素運動はランニングで十分だったこともあり、特に興味を持つことはありませんでした。今回も特に行きたかったわけではないのだけれど、Sちゃんがやってみたいけれど一人では行きにくいというので、じゃぁ、一緒に行きましょうかということになったのでした。私も今度Sちゃんに太極拳のクラスに付き合ってほしいのですよ。

そこでZumbaのクラスに行ってみると、いやー、Zumbaって人気があるんですねー。ほぼ定員いっぱいで、ギリギリセーフでクラスに滑り込みました。そうしたら、なんと初心者は私とSちゃんだけ。最初にインストラクターの先生が「今日、初めての人はいますか?」と聞いて、手を挙げたのは私たち二人だけだったという。先生は「周りの人に合わせていれば大丈夫ですよ」というので、後ろの隅の方で、前の人をお手本にすることにしました。しかし、いざ始まると、ひゃー、なんだー、このステップは。速いよー、と撃沈。かなり年配の人もいるのに、みんなちゃんと付いていっています。私はなんだかぜーんぜんダメだったけれど、多くの人がハマるのも分からなくない気がします。楽しみながらエクササイズができるというのはかなりプラスなんだと思います。私はストイックに何kmも走る方が楽しかったりするのだけど。

あとは、ラテン音楽に馴染みがなさ過ぎて、聴いていても楽しいと思わないんだな。これがロックだったらまたちょっと感じ方は違うのだけれど。例えば、ロック風Zumbaというものがあったとしたら、「ハイ、縦ノリでジャンプして、ハイ、フィストパンプ、次はモッシュ行くよー、周りの人に体当たりしてー、最後は首の体操、がんがんヘッドバンギングしてー!」ぶはは。こっちのほうが楽しい気がしないでもないけれど、エクササイズで体調がよくなるどころか、ケガ人が出るかもしれません。

と、まぁ、私のZumba初体験は残念な結果に終わりましたが、あのクラスで楽しそうに踊っていた人たちにも「初めて」はあったわけで、何度か通っているうちに上達するかもしれないので、諦めずに続けてみようと思います。

Zumbaの後の私(


 

 

2023年5月11日木曜日

パスポートのオンライン更新申請とワシントンDC

 6月に息子の日本のパスポートが期限切れになるので、3月ぐらいから更新の申請を始めようと申請用紙をダウンロードして記入も済ませて準備をしていたら、4月(厳密には3月末)からパスポート申請がオンラインでできるようになるというネット記事をみかけて早速オンライン申請をしてみました。さらに4月からはアメリカでの10年パスポート更新手数料が3月までの$148から大幅に減額されて$117になるという話でした。異例な円安のおかげでしょうねぇ。ありがたい。

さて、そのオンライン申請ですが、いやー、簡単でした。アメリカ在住の場合はまず在留届をオンラインで登録してからパスポート申請用のアプリをスマートフォンにダウンロードして、あとは指示に従って情報を記入したり、顔写真を撮影したり、資料(在留資格を証明するもの)を添付したりするだけです。更新の場合は、有効なパスポートのICチップにスマートフォンを置くだけで、スマホのなんらかの機能が自動的に情報を読み取って、記入欄を埋めてくれます。便利な時代になりましたよねー。昔は申請にもワシントンDCの大使館付き領事館まで3-4時間かけて運転して行き(のちに遠方在住者は申請だけは郵送も可能になりましたが)、不備があると出直さなければならずに何往復もすることになったりして、それはそれは大変でした。それが今ではスマホ一台で完結してしまうんですから。

というわけで、今週はワシントンDCの領事館にパスポートを受け取りに行ってきました。受取り自体は申請完了から1週間もしないうちに可能になっていたのだけれど、6カ月以内に受け取ればよいということだったので息子とSちゃんのスケジュールが合う日に行くことにしました。朝早く家を出たので9時半ごろには大使館に着き、パスポートの受け取りもあっという間に終わりました。

では、せっかく来たから観光でもしていきましょうかと、まずはお上りさんコースのワシントン・モニュメントとリンカーン・メモリアルへ。曇り空ではあったけれど、気温も穏やかで心地よい風が吹いていて、お散歩には最適な一日でした。

 


一通り歩きまわってお腹が空いたので、お昼は息子とSちゃんの希望でラーメン屋さんへ。北海道系のラーメン屋さんとのことだったけれど、私はしょうゆ、Sちゃんは塩、息子は麦味噌を注文しました。私のしょうゆラーメンは、見た目もこってりした感じで、スープの色がずいぶん濃い気がして、あっさり薄味が好きな私はすこし構えてしまったのだけれど、見た目に反してとっても美味しいラーメンでした。麺が少し固めだったのも私好みでした。アメリカの田舎では食べられない味だったね、ということで3人の意見は一致しました。

路上の駐車メーターに2時間分の料金を入れてしまったので、ランチの後は近くにあったスミソニアン・アメリカンアート美術館に。スミソニアンの数ある博物館や美術館はほぼ全てが入館無料なので、時間つぶしにふらっと入ることもできます。時間があればすべての博物館/美術館に行きたいところだけれど、何日かかるんだろう。駐車メーターの残り時間が数十分しかなかったので、美術館では歴代大統領の肖像画の展示に絞って見てきました。といっても、アメリカの歴史を詳しく知らないから、ワシントンやリンカーンの有名な肖像画は分かったものの、ほとんどの大統領は普通の人にしか見えませんでした。近代になると、ニクソンの肖像画はノーマン・ロックウェル作、クリントンはポップアート風、オバマさんは背景が草、トランプに至ってはただの写真でしたよ(誰も描きたくなかったのか!?)。今回はほんの一部しか見られなかったけれど、アメリカのアートの歴史がぎっしり詰まった素晴らしい美術館なので、次回また来ることがあったら時間をかけてじっくり鑑賞したいと思います。

US Capitol(議事堂)の近くに植物園があったので、ここにもちょっと寄ってみました(ここも無料)。それほど大きな植物園ではなかったけれど、バラ園の数々のバラが満開で、風に乗ってバラの芳香が漂ってきました。巨大な温室の中はまるでジャングルのようで、高木やツル性植物、寄生植物などがぎっしりと詰まっていて、大きな葉の陰から今にも恐竜が現れそうな感じでした。

 


最後はワシントン郊外の町にある韓国系のベーカリーに寄って、パンやケーキをお土産に買い、韓国系スーパーのHマートで日本の食材を買って帰途につきました。

フィラデルフィアといい、ワシントンDCといい、やっぱり都会はいいなぁ。

2023年5月6日土曜日

4月に読んだ本

 4月に読んだ本

もう5月に入ってしまいましたが、Better late than never ということで、4月に読んだ本を振り返ってみましょう。

1  十五の夏(下) - 佐藤優

3月に読んだ上巻の続きで、こちらはソ連の旅がメインです。モスクワから、当時はソ連領だった中央アジア(現ウズベキスタン)のタシケントやブハラ、サマルカンドを経由して、極東のナホトカから船で横浜に帰国するという旅行の詳細が描かれています。旅に出る前にソ連のことを調べる途中で知り合った人たちのことや、当時の日本とソ連のつながりなどにも大きくページを割いていて、のちに外交官となる著者の基盤はこの旅の前から築き始められていたことが伺われます。物事がスムーズに運ばなかったり困難に直面した時に気弱になったり泣いてしまったりするところに15歳の少年の素顔が垣間見られるものの、物事への好奇心や洞察力は並外れていて、大物になる予兆を感じます。15歳の息子にこの旅を勧めたご両親も先見の明のある人たちだったのでしょう。「かわいい子には旅をさせよ」を具現化した本でした。(関係ないけれど、ブハラやサマルカンドってどこで聞いた地名だったっけ?と思ったら、少し前に読んだジンギスカンの伝記でした)

2. 絶歌 元少年A

は超優秀な15歳の紀行文でしたが、こちらは14歳で道を誤ってしまった人の手記です。いつだったか、知人と話をしていた時に、サイコパス(という言葉が正しいのかどうかはわかりませんが)は完全に更生できるのかという話題になったのだけれど、それからしばらくしてこの本をネットの図書館のようなところで見かけて、ちょっと興味を持ったのでした。元少年Aとは、言わずと知れた「神戸連続児童殺傷事件」の加害者ですが、その加害者本人が事件前のこと、事件のこと、少年院でのこと、出所後の生活などを綴っています。非常に生々しい描写があるため、万人向けの本とは言い難いのが正直なところです。少年院にいた頃やその後もかなり多くの本を読んだという記述があり、この手記も小説のような文章で書かれています。村上春樹が好きだというのがよく分かるような比喩が至る所に使われていて、その比喩の多さに私は物凄く違和感を覚えました。これは小説じゃなくて手記なのにと。本文のなかにも一連の事件をフィクションのように捉えていたというような記述があるのだけれど、特に前半は部分的に自己陶酔とも思えるような描写が多いのが気になりました。この人はおそらくとても頭がよく根も真面目できちんとした人なのだと思うけれど、心の中にいろいろな葛藤やモヤモヤをかかえているんじゃないかという気がします。どうしようもない心の闇を一生懸命押さえつけて生きているのだろうと。最後は読んでいて切ない気持ちになりました。

3. 春の庭 柴崎友香

今年は小説をあまり読んでいないなぁと思い、なんとなくこの本を図書館で借りてみました。この作者の本は今までに読んだことがなかったのだけれど、芥川賞受賞作というので、何かしら感じるものもあるだろうと思って。「春の庭」という写真集に載っていた家とそれを取り巻く人間関係が静かに描かれています。あまりにも淡々とした物語で、きっと何かがあるんだろうと思いながら読み続けたものの、「転」の部分があったのかなかったのか。この小説のどこがそんなに評価されたんだろう、と私のような凡人にはよく分かりませんでした。芥川賞受賞作にはよくあることですが。

4. Spare  - Prince Harry, The Duke of Sussex

あはは、なんとタイムリーな。話題のこの本が発売になった後、興味本位で図書館の電子書籍を調べてみたら、発売後数日しかたっていなかったのに、順番待ちがSeveral months(半年ぐらい)になっていました。買うつもりはなかったので、とりあえず順番待ちをクリックしておいたら、忘れた頃に順番が回ってきました。でも随分早かった気がします。みなさん、待ちくたびれて買ってしまったのか、興味を失ってしまったのか。はい、この本は、ご存知の通り、ヘンリー王子の自伝です。噂では王室のいろいろなコトを暴露しているという話でしたが、ヒドイ本ではまったくなく、なかなか良い本でしたよ。彼のことを一言で表すならば、「やんちゃで寂しがり屋の王子様」でしょう。本当にまっすぐで、ポジティブな人なんだな、と思いました。王室とのイザコザも世間で言われているほど悪質なものではなく、タブロイド紙やパパラッチを含むメディアの執拗なおっかけに対応してほしいと王子が王室に働きかけても、担当者たちは何もしてくれないどころか、メディアに情報を横流ししているということに不満を抱えた王子が、メディアの目の届かない場所でリモートワークをしたいと申し出たら、それは却下され、現状維持か王族の権利放棄というAll or nothingの選択肢を迫られ、権利放棄を選んだということのようです。メディアへの憎悪は全編を通して述べられています。この部分やウイリアム王子に殴られたということなどばかりが大々的に取り上げられているけれど、本を読んだ限りでは、よくある家族のいざこざや兄弟げんかと変わりないようにも思えます。ただそれが、王室の出来事だったというだけで。それにこの部分は最後の何十ページのことで、400ページもあるこの本には、ヘンリー王子のやんちゃな学生生活や友達のこと、アフリカでの支援活動や家族同然の友人たちのこと、軍隊生活や戦場でのこと、過去のガールフレンドのことやメーガン・マークルとの出会いとその後など、彼のこれまでの人生が事細かく描かれています。そしてそのすべてにダイアナ妃への思いが詰まっています。今朝、戴冠式に出席していた王子が、式を終えて退場する国王に黙礼をしていた姿が印象的でした。彼にとって国王はこれからもずっとPaなんだろうな、と。意外にも和訳本は出版されていないそうです。

   

 Spare (English Edition) by [Prince Harry, The Duke of Sussex]

2023年5月4日木曜日

Food for the Soul

今日はちょっとマニアックな話を。

今朝、朝食を食べながらSNSをチェックしていたら、の動画が私のフィードに入ってきていました。再生してみると、おー、あの曲がこんな大人なアレンジに

数あるDepeche Modeの曲の中でもこれは好きな曲の十指に入るうえ、1993年にリリースされた「Songs of Faith and Devotion」の中では一番好きな曲です。1993年って、30年前!!!

Depeche Modeの曲は概してダークな歌詞が多いのだけれど、あの頃がバンドにとっても一番ダークな時代でした。メインボーカルのデイヴ・ガーンが麻薬による2分間の心肺停止を引き起こしたのもこのツアー中だったし、私が心の師と仰ぐマーティン・ゴア先生も当時はほぼアル中、メンバーの中で一番音楽的才能に恵まれたアラン・ワイルダーはこのアルバムの制作とツアーのストレスでこのツアーを最後に脱退、といろいろ大変な時期でした。その後、デイヴも師匠も時間をかけて更生し、オリジナルメンバーのフレッチことアンディ・フレッチャーと3人でアルバムを作り、ツアーを続けてきたのでした。

ところが、昨年、あまりにも突然にフレッチが急逝してしまったのです。3人の中では誰よりも長生きしそうだったフレッチが。私が10代だった頃からメディアの中でいつも見ていたフレッチ、東京とニューヨークで実物を遠目に見たフレッチ。

今朝の動画を見た後に、関連動画として今年始まったツアーの動画がいくつも上がっていました。その中に、行こうかどうか迷った末に結局行かなかったニューヨークのコンサートの動画があったので見てみました。2時間ちょっとの長い動画だったので、セットリストの中から好きな曲だけ(といってもかなりたくさん)を選んでみていると、「World in My Eyes」が始まった途端に背景の巨大スクリーンにフレッチの顔写真が大きく映り、目頭が熱くなりました。本当にもういないんだな、と。


トリは彼らの代表曲「Enjoy the Silence」だったのだけれど、マーティン師匠のギターソロからアウトロを聴いていたら、涙がポロポロこぼれて止まらなくなりました。フレッチがいない寂しさというのとは少し違って、「私、こんなにDepeche Modeが好きなんじゃない」と感無量になったというのかな。ショーペンハウアーは「Music is food for the soul(音楽は心の糧)」と言ったというけれど、確かに音楽は私の心を豊かにしてくれるもののひとつです。

私が人生の終わりに聴きたい曲

 

若かりし日のマーティン先生

あー、どうして行かなかったんだろう。後悔。

今年はもう一度10月にニューヨークに来るのだけれど、すでに登録しちゃった10kレースの日とかぶってる。悩ましい。

ニューヨークと言えば、昨日から娘がニューヨークに来ているそうです。もっと早く分かっていたら会いに行けたのだけれど、あいにく私の用事がいろいろと入ってしまっていて残念。娘は今月はコスタリカにも出張で出かけるそうです。うらやましい。