スプラウトができました。
昨年の春にケールのようなコラードグリーンのような得体のしれないお菜が勝手に畑に生えてきたので種をたくさん採っておいたのだけれど、それを全て畑にまいて育てるのは面積を考えても到底ムリなので、スプラウトとして発芽させてみることにしました。何の種なのかはわからないものの、黄色い菜の花が咲いたから何らかのアブラナ科の植物だと思うので、スプラウトとして食べても大丈夫でしょう。
さて、家にはスプラウト栽培用の専用容器はないので、何を使って育てましょうか。以前、水菜のスプラウトを作った時には、ジャムなどを保存するガラスの小瓶の底にペーパータオルか脱脂綿か何かを敷いたものを使った覚えがあるのだけれど、毎日水を替えるのにかなり苦労したので、やはり底がザル状のものか、せめて穴の開いたものがいいと考えました。
そこで、自家製納豆を保存するためにいくつも買った発砲スチロールのカップ(全くエコじゃないですね) の底に楊枝で穴を開けて、少量の水を入れたプラスチックのカップの中に入れるという方法をとりました。その前に両方のカップをアルコールで殺菌消毒することも大事です。スプラウトには雑菌の繁殖が大敵だから。発泡スチロールのカップの底に、家にあった無菌ガーゼというのを敷いて、種をまんべんなくまき散らし、空気が入る程度に蓋をずらして置きます。毎日水を替えながら待つこと1週間、立派なスプラウトが出来上がりました。最後の2-3日は蓋をはずして光を当て、葉を緑化させます。
種が小粒だから、大根やラディッシュのような大きな貝割れにはならないけれど、ひょろひょろと長くなったのでスプラウトとしては成功と言えそうです。これは大根サラダに載せて食べました。大根の貝割菜ほど辛くなく、食べやすいスプラウトでした。
昨年は日本から戻ってきたばかりで秋冬野菜を植えなかったから、勝手に生えてきた得体のしれないお菜の種しか採れなかったけれど、今年は故意に野菜として収穫しないで一部を残しておいた油菜(ユーチョイ)、青梗菜、小松菜、ミニ白菜、紅心大根などの種がたくさん採れました。市販のマイクログリーン(スプラウト)の種も買ってみたのだけれど、珍しい種類の野菜の種が入ったミックス種のようなので、これを何株か露地栽培して種をとってみようかと浅ましいことを考えています。(まだ鞘に入ったままの小松菜の種↓ この2倍ぐらいがまだ畑に残っています)