2022年11月29日火曜日

Giving Tuesday

 ブラックフライデー、サイバーマンデーが終わり、今日はギビングチューズデー(寄付の日)です。昔は感謝祭とブラックフライデーしかなかったけれど、インターネットの普及にともなってオンライン通販のバーゲンセールをするサイバーマンデーが始まり、いつの頃からか翌日の火曜日は寄付を推奨するギビングチューズデーということになりました。木曜日に暴飲暴食をして、金曜日と月曜日に散財をした後、火曜日には少し心を落ち着かせて世の中のために正しいことをしようということなのでしょうか。

私は毎年、ギビングチューズデーにとは限らないのだけれど、年末が近づくとある団体にわずかな寄付を行っています。 切実に助けが必要な人に対する寄付ではないけれど、私が大切だと思うことを実現しようと活動している団体で、私もその恩恵を受けているので、わずかばかりの寄付をしています。今日は支援企業が私の寄付の2倍の額をマッチングしてくれるということなので、年末まで待たず早々に寄付しました。実はサイバーマンデーにもスマホのアクセサリーや先日のハーフマラソンの写真(これが高い!)や諸々を買ってしまって、お財布の中身が乏しいのだけれど、まぁ、外でのランチを一回我慢したと思えば、いいか…。(その程度の寄付です)

ギビングチューズデーは一般的には寄付の日ということになっているけれど、お金じゃなくてもいいのだと思います。「ギビング」には誰かのために何かをしてあげるということも含まれていると思うから。行動で優しさを示すのも立派な「ギビング」です。みんなが人に優しくなれる日であってほしいと思います。

いつかの横浜の銀杏並木

2022年11月25日金曜日

感謝祭とブラックフライデー

 昨日はアメリカの感謝祭、Thanksgiving Dayでした。

少し前に友人のMさんに会った時にThanksgivingを一緒にやろうという話になったのだけれど、その晩に彼女からメッセージが来て、すでにパートナーがThanksgivingの予定を立ててしまっていた後だったとのこと。それでは仕方がないから、また去年のようにSちゃんのご実家に勝手にお呼ばれしようと思っていたのでした。というのも、Sちゃんのお家で料理をするのはうちの息子だから。

ところが、Sちゃんのご家族は誰もターキーが好きではないらしく、今年はターキーをやめて焼肉パーティーをすることになったそうなのです。私もターキーは特に好きじゃないから焼肉大賛成!と、ご招待されてもいないのに勝手にお邪魔する気でいました。すると、渋い顔をする輩が一人。夫です。

「焼肉は好きだけど、Thanksgivingに食べるものじゃない」と言い、ターキーのないThanksgivingなんて…と渋面を作っています。あら、そう?じゃあ、あなただけ、ターキーのTVディナー(温めればいいだけの冷凍ディナー)を持って行けばいいじゃない...と思ったのだけれど、まぁ、アメリカ人にとってThanksgivingのターキーというのは、日本人にとってのお正月のおせち料理みたいな位置付けなのだろうと思い、ホールターキーではなく胸肉の塊を家で調理してあげるすることにしました。副菜も特に手の込んだものは作らず、家にあるもので適当に。


ゲストをご招待した場合はテーブルセッティングもきちんとするのだけれど、二人だけだからお皿も普段使いのもので、いつもの食事とたいして変わりません。夫はターキーが食べられたのでホクホクしながらSちゃんの家にいる息子に料理の写真を送っていたけれど、向こうからは焼肉がジュージュー焼けている動画が送られてきて、うぅぅ...でした。

Thanksgivingは調理する人にとっては慌ただしく、少しもくつろけないのだけれど、翌日の金曜日は残り物を出しておけばいいので、何もしなくていい最高の日です。

近年は日本でもブラックフライデーが定着してきていますが、アメリカのブラックフライデーは昔よりずいぶん落ち着いたように思います。オンライン購入が増えたせいもあると思いますが。昔はブラックフライデーに人が殺到してケガ人が出たりしていましたよね。私は昔からよほど欲しいものがない限りブラックフライデーはスルーしていました。

今年は、欲しい物というより必要に迫られて、先週から一足早く始まったブラックフライデーのセールでスマートフォンを買ってしまいました。

前のスマホは5年以上も使っていたもので、もうOSはアップデートできないし、アプリも対応しないものが出てきたので、セキュリティの問題もあるからそろそろ買い替えようとしばらく前から考えていたのです。仕事の都合でAndroidとiOSの両方を持っていた方が有利なことが多く、iOSはiPadを持っているからスマホはAndroidにと決めていました。10月にPixel 7が発売になったので買うつもりでいたものの、グズグズしていたらラッキーなことにブラックフライデーで$100オフになるというじゃないですか!今買わなくて、いつ買うの、ということでポチってしまいました。

私のまわりの人はほぼ100%全員がiPhoneを使っていて、私がPixelを買うといったら、えー、なんでiPhoneじゃないの?と口をそろえて言うのだけれど、逆に私は、えー、なんでiPhoneじゃないといけないの?と訊いてみたいです。


2022年11月21日月曜日

Harbor Half Marathon

 

昨日の日曜日にハーフマラソンを完走しました。

ハーフマラソンは実に12年ぶり。それも過去に一度しか走ったことがなく、あの日の私のコンディションは極度の貧血で、息も絶え絶えになんとかゴールした思い出が ちょっとトラウマになっていました。前回のハーフではトレーニングで最長15-6kmしか走ったことがなく、ぶっつけ本番で21kmに挑戦したのだけれど、今回もやはり16kmが最長で、本当に21kmも走れるんだろうかという不安を抱きながら走りました。

先月の10kと今回のハーフは来月のホノルルマラソンの前哨戦ということで、またSちゃんと一緒に走りました。朝7時半のスタート前は気温が5℃ぐらいでしたが、海沿いのせいか冷たい風がビュービュー 吹いていて、そのうえスタート待ちは薄着だから寒いのなんの。震えているだけで、もうスタート前からエネルギーを消耗しているような感じでした。今回もまた自己申告タイムを遅くしたのでスタート待ちの時間が長いのもつらかった。

今回はタイム重視ではなく、どのくらいのペースなら21kmを問題なく走れるのかを知るためのレースでした。なにしろ3週間後には42kmを走らないといけないので、21kmを余裕をもって走れるペースを知りたかったのです。それと、前回の10kではSちゃんを置き去りにしてしまったので(といっても、私の数分後にはフィニッシュしていたのだけれど)、今回は彼女のペースにも合わせました。だから最初から普通のランより30秒(/1km)ほど遅いペースで、苦しくもなく周りの風景を眺めたりしながら楽しく走りました。

途中、驚くほどの豪邸が並ぶ高級住宅地の中を走ったのだけれど、いったいどんな人が住んでいるんだろうとあたりをキョロキョロしちゃいました。コースの途中のいろいろな場所に応援してくれる人たちがたくさんいて、声援はもちろん、手書きのプラカードを掲げていたり、ハイファイブをしたりと、励ましてもらいました。なかでも可笑しかったのは、「Smile! You paid money for this!(笑顔になって! これにお金を払ったんでしょ!)」というプラカード。みんな苦しい顔をして走っていて、こんな苦しみにお金を払うなんて、普通じゃ考えられないよ、というユーモアあるお言葉。確かにそうかもしれません。笑

19kmを過ぎた頃でもそれほど辛くなく、まだちょっと余裕がある感じだったので、切りのいいタイムでゴールできるようにペースを上げて、10kレースペースで最後の2kmを走り切りました。ずっと一緒だったSちゃんはそのままのペースで走り続けたのだけれど、私の姿が見えなくなったら急にモチベーションが下がって、止まってしまったのだそうです。そうしたら、ずっと私たちと同じペースで走っていたおじいさんがSちゃんに「ゴールはもうすぐだよ!」と声をかけてくれて、それでまた走り出すことができたと後で言っていました。ひと言お礼をいいたいと、レースのあとにおじいさんを探すと、荷物受取り所でまた会えました。お話を聞くと、70代で、マラソン歴は40年以上、昔ほど速くは走れないけれど、走れるうちはまだまだ続けると仰っていました。先月の10kレースにも参加していたそうで、これからもいろいろなレースでお会いできるんじゃないかと楽しみにしています。記念に一緒に写真を撮ってもらってお別れしました。

その後はピザとビールで乾杯。朝から…。ビール会社とピザのお店がスポンサーだからだと思うのだけれど、ゼッケンに引換券がついていて、ビールはなんと4杯までもらえることになっていました。でも、朝だし、寒いし、で1杯だけにしました。寒いから人垣の中に入っていったら、見知らぬランナーさんたちが、「Congratulations!(完走、おめでとう!)」と声をかけてくれて、私たちも 「おめでとう!」と返し、レースは何度目?とか、景色がよかったね、とか、たわいないおしゃべりをしました。帰りがけにまだ走っている人たちを少し応援して、近くから市電(Light rail)に乗って家に向かいました。

ハーフマラソンは完走できるのか本当に心配だったけれど、タイムやペースを気にせずに余裕を持って走れば完走できることがわかったから、来月の初フルマラソンものんびりと走れば大丈夫のような気がしてきました。景色もいい場所だから、楽しんで走らないとね。

ちなみに、↑の写真のメダルは栓抜きにもなるそうです。どこまでビールを宣伝するのやら。

2022年11月16日水曜日

コストコ会員デビュー

 

6月頃に種をまいたナスタチウム(金蓮花)の花が今頃咲きました。夏の花なのに。金蓮花はコンパニオンプランツとして植えると虫よけになるということで植えたのだけれど、芽は出たものの、夏の間は枯れてしまったのかと思うほど貧弱な姿をしていたので、いつの間にかその存在すら忘れていました。一年草と書いてあるけれど、このまま越冬して来年も育つといいなぁ。昔住んでいた場所の近くの海岸に野生のナスタチウムが毎年ぼうぼうに茂っていたのは越冬したからじゃないかと思うんだけど。

先週、車のタイヤがパンクしまして、新しいタイヤを買わなければいけないことになってしまいました。いろんな人にどこでタイヤを買うのがいいかと訊いてみると、コストコ(COSTCO)がいいという意見が圧倒的に多かったのです。ただし問題なのはうちはコストコの会員じゃないということ。

コストコには行ったこともあるし、日本にいた頃に何かのお礼として知人からメンバーシップをいただいたことがあって、何度か日本のコストコにも行ったことがあったのだけれど、いつも行きたいと思うような場所じゃないなぁ…というのが私の印象でした。うちの娘や友人のMさんは毎週通っているらしく、コストコを絶賛していますが。確かにバルクだから価格も安いし、日常的な消耗品などはお得かもしれないけれど、うちは狭すぎて物を置いておく場所がなく、冷蔵冷凍庫の容量も少ないから冷蔵冷凍食品も買えません。食品は二人暮らしでは食べきれるはずもなく。

でも、夫はタイヤを買うためにコストコの会員になってしまいました。 家族カード(?)は本人が行かないと発行してもらえないとのことで、私は別にカードはいらないよ、と思ったのだけれど、家から10分もかからないところにあるので、外出したついでにコストコに行ってみました。カードを発行してもらって一応店内を一巡したけれど、やはり特に欲しいものはなし。大きなボトルの生ハチミツが10ドルだったのには心が動いたものの、うちにはまだハチミツがかなりたくさんあります。次に買うならここだなと心のメモに書き留めておきました。

せっかく来たのに何も買わないのもどうかと思い、9個入り$9.99の富有柿を買いました。美味しかった❤

 


2022年11月8日火曜日

小春日和

先日の日曜日にアメリカの夏時間が終わりました。たった1時間の違いなのに、体内時計はまだ冬時間(?)を認識していないからなのか、ここ数日は朝4時台に目が覚めてしまっています。先週まではそれが5時台だったから。今までは7時でもまだ外が真っ暗だったのに、今週は6時半ごろから外が明るくなり始めて、朝が長く感じられます。朝型人間には嬉しいことです。

今朝目が覚めた時、もちろん外は真っ暗でしたが、ブラインドの隙間から月光が差し込んでいました。眼鏡もかけずに外をのぞくと、三日月のような細い月がぼんやりと西の空に見えます。三日月?昨日は満月みたいな大きな月だったのに?と一瞬思ったのだけれど、なにしろ寝起きで頭が働いていないので、そのままコーヒーを淹れにキッチンに向かいました。あとでネットのニュース(日本の)を見ていて、三日月のように見えたのは皆既月食だったことを知りました。知っていたら、もっとちゃんと見たのに...

先週は気温が25℃ぐらいまで上がり、ぽかぽかと暖かい日が 続きました。そこで週末に久しぶりにお出かけを。しばらく会っていなかった友人を誘って、隣町にランチに出かけました。前もってお互いにどのお店に行きたいかを考えておく約束だったので、私は以前に行ってパジョン(チヂミ)が美味しかった韓国料理のお店か、少し前にSNSで見かけて気になっていた地中海料理のお店を提案しようと思っていたら、偶然にも友人が行きたかったお店も同じ地中海料理のお店でした。二人で出かける時はだいたいいつもエスニック料理のお店が多いのです。というのは、どちらも夫やパートナーがそういうお店には行きたがらないから。どうせ高いお金を払って食べるのなら、自分では作れないものがいいと思うのです。特に今はインフレの影響もあってどのお店もメニューの値段がびっくりするほど高くなっているから、よっぽど美味しいというのなら別だけど、家でも作れるようなもの(イタリアンやメキシカンや中華)を外で食べたいとはなかなか思いません。(↑のパジョンも作れなくはないと思うけれど、美味しかったからいいのです)

初めて訪れたお店は、地中海料理と書いてあったけれど実際はトルコ料理のお店 だったようです。友人は前菜が少しずつ載っているベジタリアン・サンプラーを注文し、私はメインディッシュのサンプラーを注文して、二人でシェアすることにしました。トルコ料理をよく知らないから、いろいろなお料理を少しずついただけるのは嬉しいし、楽しい。そして、どれも本当に美味しかった。私が特に美味しいと思ったのは、ナスと野菜を煮込んだのか炒めたのかしたShakshukaというお料理と、レンズ豆のスープ。Shakshuka というのは卵が載っている別のお料理のことだと思っていたのだけれど、同じ地中海料理でも地域によってバリエーションがあるようです。私はこのトルコ版がとても気に入りました。レンズ豆のスープはミントが入っていて、とてもさわやかな味でした。

 
 

美味しいお料理を食べながら、久しぶりにいろんな話をして、楽しいひと時を過ごしました。もっと外に目を向けないといけないなぁと感じた週末でした。