感謝祭の週末も過ぎて普段の生活に戻りました。
今朝は気温が急に下がって、0℃(32°F)でした。明るくなってからガラス戸越しに外を見ると、霜が降りた様子はなさそう。後で畑を見にいったら、土が露出した場所は霜柱が立っていました。大根の葉がちょっとシナシナしていたものの、小松菜や青梗菜やホウレンソウは無事でした。
寒波が来ると事前に聞いていたので、先日、件の野沢菜を収穫しました。野沢菜は本当は霜に当たったほうが美味しくなるのだといいますが、凍りついて全滅してしまう可能性も否めず、また、来週から遠出をするので時間のあるうちに収穫してしまおうと思って。
菜園の木枠の1/3程度にしか生えていなかったので、たいした量にはならないだろうと思っていたら、間引きもしなかったせいか、予想以上にたくさん採れました。太くて立派な株からひょろっとひ弱そうな株までいろいろあり、洗ってから計量したら1.5㎏もありました。
まだ成長し切っていない株はそのままに。うまく越冬できたら菜の花として収穫したり自家採種ができるといいのだけれど。あ、でも、他のアブラナ科の野菜と交配しちゃうかも。実際、今年の春に採種したものの中には、青梗菜のように太い茎の小松菜や、大根の葉のような形のユーチョイ、刺のある白菜のようなお菜、白菜と交配したと思われる巨大な葉の小松菜などのオバケ野菜がいろいろと育っています。そして、一代交配だからなのか、とっても元気で美味しかったりします。
野沢菜漬けは自分で漬けるのは初めてなのでネットで調べてみると、野沢菜は茎が折れないようにお湯で洗うのだそうです。野沢菜の名前の由来の野沢温泉では、温泉のお湯でお菜を洗うとのこと。私がまだ小学生だった頃、祖父母が家庭菜園で野沢菜を栽培していて、寒い季節に収穫したあとに冷たーい水でお菜を洗うのだけれど、そのお手伝いをした時のあの水の冷たさは忘れられません。手が真っ赤になって、ジンジンしたのを覚えています。洗った野沢菜は庭に敷いたゴザの上で天日干しをしたように記憶していますが、その量も相当ありました。冬の間中、ずっと食卓に出てきていたのも頷けます。
収穫した野沢菜には土(や虫も?)がついていて、屋内に持ち込むことができないので、バケツにお湯を用意して外で汚れを落とします。それから、根元の辺りに汚れが残らないようにもう一度キッチンで丁寧に洗い、しっかり水を切ってから塩漬けにします。今回は3%の塩で漬けました。
1.5㎏って、一見たくさんあるようだけれど、塩を振ってしんなりしたらずいぶん少なくなり、ガラス瓶2個に収まってしまいました。「おやき」を作る分はないかも。
さぁ、どうなるか、楽しみです。