2022年12月29日木曜日

よいお年を♪

 ハワイから帰ってきて、あれよあれよという間に年末になってしまいました。ハワイでの出来事を書こうと思っていたのに、クリスマスだなんだと時間が過ぎてゆくばかりで、来年に持ち越しということになりそうです。早くしないと楽しかったことも忘れてしまいそう。

例年はその年にあった出来事を自分が書いたブログ記事で確認していたのだけれど、今年は8月以前に使っていたブログサービスが終了して記事が削除されてしまったので、前半は何をしていたのかあまり思い出せません。今年はランニングと野菜作りしかしていなかったような…。

ランニングはホノルルマラソンを目標によく走りました。1月の段階では最長10kmぐらいしか走れず、とにかく前月の走行距離を超えることを目標にして、11月にようやくハーフマラソンを完走しました。12月のフルマラソン42kmはぶっつけ本番でしたが、30km以降にかなり失速したもののなんとか完走できました。公表できるようなタイムじゃなかったけれど。来年もホノルルマラソンに参加するんでしょうかね~。

 
 
毎年なんとなく年末にはその年に読んだ本の数を書いているので、今年も書いておきましょう。今年は47冊(洋書13冊、和書32冊、漫画2シリーズ)読みました。今年中に読み終えそうな和書1冊を加えると48冊です。記録しているタイトルを見返してみると、内容をほとんど覚えていない本もいくつかあります。本を読み終えたらほんの少しでもきちんと感想を書かないといけないのかもしれません。…と毎年言っているような。来年の課題です。

今年読んだ本で特によかったのは:

和書:コンビニ人間(村田沙耶香著)

芥川賞を受賞した時にずいぶん話題になった小説ですが、著者本人がコンビニで働いていた時の経験談だと私は勝手に勘違いしていてなかなか手がでませんでした。ところがいざ読んでみると、想像をはるかに超えたスゴイ小説でした。驚きの感性というか、こういう感じ方もあるのか、「普通」って何だろう、と考えてしまう秀作です。

洋書はいろいろありすぎてひとつに絞れません:

The Things They Carried(by Tim O'Brien)

「本当の戦争の話をしよう」というタイトルで村上春樹が翻訳していると後で知りました。フィクションと断ってはいるものの、著者のベトナム戦争の経験をもとに書かれた小説です。英雄ものの戦争小説とは違った、普通の兵士たちのきれいごとじゃない、けれどいろいろと考えさせられる話を集めた短編小説集です。

Born a Crime(by Trevor Noah)

コメディアンでアメリカのテレビ番組「The Daily Show」の司会者として有名なトレバー・ノアの自伝。タイトルの「Born a Crime」は、生まれたことが犯罪という意味で、アパルトヘイト下の南アフリカで、黒人と白人の結婚が禁止されていた時代に黒人の母親と白人の父親の間に生まれた著者自身のことです。自身の南アフリカでの生い立ちは時代を考えるとおそらく大変なものだったはずですが、それをおもしろおかしく語っていて、聡明な人なのだろうという印象を受けます。お母さんへの多大な愛情が伺えます。

The Storyteller: Tales of Life and Music(by Dave Grohl)

かつてはニルヴァーナのドラマー、現在はフー・ファイターズのフロントマンとして活躍するデイヴ・グロールの自伝。コロナ禍で音楽活動ができなかった期間に書いた本だといいます。DC郊外のバージニア州での少年時代、パンクとの出会い、高校を中退して参加したバンドでの経験、ニルヴァーナのこと、カート・コベインの死、フー・ファイターズのこと、偉大な先達ミュージシャンとの出会いやコラボレーションのことなどが語られています。私も同じ時代に音楽好きとして生きてきて、とても親近感を覚える内容でした。私が18歳で初めてアメリカに留学した時、デイヴ・グロールはまだ高校生で、意外と近いところにいたんだな、と思ったりして。

来年は本を買うのを控えて、今年買ってまだ読んでいない積読本を制覇しようと思います。 

さて、大掃除ならぬ小掃除を始めることにします。

みなさま、よいお年をお迎えください。

2022年12月22日木曜日

復路バタバタ騒動

 

月曜日に常夏のハワイから寒ーい我が家に帰ってきました。いやー、疲れました。

近年は年をとったせいもあるのか長距離のフライトがだんだんつらくなってきていて、いつ頃からか長距離フライトの後に激しい頭痛と吐き気に襲われることが多くなり、どうやら飛行機高山病にかかっているようなのです。そんなこともあり、最近は航空券の安さよりフライト時間の短さを重視してチケットを選ぶことが増えています。

今回は往路は2回乗り継ぎ(デンバー、ハワイ島)で15時間ぐらいかかったのだけれど、復路はワシントンDC経由の11時間と格段に短いフライトを選びました。ところがそれが災いして、本来ならば夜間飛行で朝の9時半には我が家の最寄り空港(家から車で15分程度)に着いているはずだったのに、途中バタバタ騒動があって、帰宅したのは夜の8時。前日の昼間にホノルルの娘の家を出てから実に24時間以上が経過していました。その間ほとんど眠れずに。

今回のハワイ旅行にはマラソンの2日前に息子のガールフレンドで私のランニング仲間のSちゃんが合流し、月曜日に同じ便で一緒に帰ってきました。フライトの予約は別々だったのだけれど、なんとか隣同士の席がとれました。ホノルルの空港で搭乗を待っていると、機内の清掃が終わらないとか機体のトラブルがあって整備中だとかで搭乗時間がどんどん遅れていきます。そのうえ、機内食が届いていないというハプニングもあり、ようやく1時間遅れで出発しました。

ワシントンDCでの乗り継ぎの時間は1時間半。到着時間が1時間遅れると30分しかありません。でも、「乗り継ぎに間に合わなかった場合は現地(DC)のエージェントが最善のフライトを確保しておくので、着地したらすぐにアプリで確認して指定のゲートに向かってください」というようなアナウンスがホノルルの空港であったので、まぁ、大丈夫だろうと思っていたのです。

ところが、DCのダレス空港に着陸したのが朝の8時。乗継便の出発時間は8:25で、搭乗口は通常出発15分前に閉まるのだそうです。ということは次のゲートまで10分で移動しなければなりません。着陸してすぐに航空会社のアプリを開くと、もともとの乗継便はまだ出発していないので有効になっていて、間に合わないと思ったら次の午後1時の便を選択するというオプションが表示されています。現状をキープするか、1時の便をとるか。1時までは5時間もあります。1時の便を選択するともともとの予約はキャンセルになります。そこで、とりあえずアプリは無視して次のゲートまで走ることにしました。

飛行機が停止してシートベルト着用サインが消えると、乗客が一斉に立ち上がり荷物を取り出したりしてザワザワしています。そんな頃になってから「ワシントンDCが最終目的地の方はいったんお座りになって、乗り継ぎのあるお客様を先に通してください」というアナウンスがあったものの、そこで座る人なんて一人もいません。もどかしく列に並んでいると、何々便はどのゲートという案内のアナウンスがあって、私たちの目的地の便のアナウンスでは「(この機から)この便への乗り継ぎは39人います。最善を尽くしてゲートまで急いで行ってください。(Try your best to catch the plane)」と言っています。えー、39人も?それも10分で?

降りてからはゲートの通路を一目散に走りましたよ。Sちゃんは別の通路から降りてきて、見当たらなかったのだけれど、とにかく後ろから来るのはわかっているから、私が先に着けば「もう一人来るから待ってください」と言えるだろうと思って走ったのでした。周りにも同じ便を目指して走る人たちが何人もいます。バックパックにはパソコンや食糧や水筒が入っていて重いのなんの。するとSちゃんがキャリーオンの小型スーツケースをガラガラ引っ張りながら猛ダッシュで駆けてきました。長い通路でゲートは遠かったー。まるでマラソンのよう。

はぁはぁ言いながら出発ゲートに着くと、もう誰もいなくて、搭乗口も閉まっています。

えーーーーー。あんなに走ったのにーーー。

しかし、落ち込んでいる場合ではありません。次の便を確保しなければ。まず、エージェントの列に並ぶと同時にアプリを開いてさっきの1時の便を予約しようとしたら、それは既に消えていてアプリからは何もできなくなっていました。Sちゃんも5時の便しか出てこないと言い、とにかくエージェントにどうにかしてもらうことにしました。列で待っている間にもオプションは減っていっているに違いありません。39人が同時に空席を探しているのだから。

ようやく私たちの番になり、エージェントにお願いすると、5時の便のスタンドバイ(キャンセル待ち)か翌日の朝の便しかないと言います。いやー、それは困ります、(だってSちゃんは翌朝からお仕事だから)どうしても今日中に帰らないと…とゴリ押しすると、ダレス空港から車で1時間ぐらい離れたレーガン空港からなら別の航空会社の5時の便が取れると言います。もう、それしかないならそれを取るしかないと私は即決。次にSちゃんも同じ便を取ってもらおうと予約番号を提示すると、「あなたは1時の便が取れていますよ」とのこと。えー!

それなのに、エージェントさんは「それでも二人一緒に帰りたいのなら、別会社の5時の便を取りましょうか?」と訊いてきます。そんなわけありません。早く帰れるのなら、そんな面倒なコトしなくていいって。それでも、Sちゃんは「私だけ先に帰るなんて…」とぐずぐずしているので、エージェントさんに「このままで結構です」と伝えて、私は別の空港までのタクシー券をもらって一件落着。二人分のお食事券ももらったので、カフェでしっかりと朝食を食べました。

お昼ごろまでダレス空港でSちゃんと一緒にいて、Sちゃんの搭乗時間が近づいてきたので、私はホノルルでチェックインしたスーツケースを受け取って別の空港に向かおうとしたら、私の荷物はすでに目的地の空港に着いているといいます。それはラッキー!と思った半面、同じ便でホノルルから到着したのに、乗継便に人間は乗せられなくても荷物を移動させる時間はあったの?と考えてしまいました。次の1時の便はまだ出発していないから、私たちが乗るはずだった便で荷物は運ばれていったはずです。

タクシーでレーガン空港まで移動して、すでに航空会社のホームページからチェックインを済ませておいたのでゲートに直行したものの、出発時刻までまだ3時間もあります。飛行機の中で見ようと思ってダウンロードしておいたNetflixのドラマを2話見て、しばらくすると搭乗時間となりました。もう究極に眠くて機内では離陸前から爆睡。着陸して、やっと着いたー、家に帰れる!と思いきや、荷物受取りサービスのオフィスが無人で鍵がかかっています。ガラス越しに私のスーツケースが見えるのに。そのうちに同じホノルルからの帰還者が同じように荷物を受け取りに集まってきて(みんなどこかしらの5時の便で戻ってきたようです)、どうする、どうするという話になったのだけれど、通りかかったセキュリティの職員さんがフロントに連絡してくれて、それからさらに20分後ぐらいに担当者が現れました。実質1時間ぐらい待たされて、ひどい目に遭った私たちを優先しておくれよーと思ったけれど、とにかくすぐに家に帰って眠りたかったのでした。

こんなことなら、20時間以上かかる安いチケットにしておけばよかった。お金で時間を買ったはずだったんだけど。


 

2022年12月10日土曜日

アロハ~

 

 

ハワイにやってきました。

霜が降るような場所から来たのでハワイの気候は「夏」そのものなのだけれど、娘は私が来たせいで急に寒くなったと言い、長袖のジャケットなんぞを着ています。というのも、去年も私が来た途端に気温が下がって、何年に一度というような大雨が降り、あちこちで浸水被害があったらしいのです。今年はそんなことになりませんように。

そして明日はいよいよホノルルマラソン。いやー、本当に大丈夫なのでしょうか。

家に帰ってから旅行のご報告をしますね。