2023年6月20日火曜日

「今」できることを…

  

先週は、「お先真っ暗」という知らせが舞い込んできて、私の人生どうなっちゃうんだろうと不安に駆られた一週間でした。長い人生のうちには、いろんなことがあるものですね。韓国ドラマなんか見ている場合じゃありません。

しかしながら、過去はもう巻き戻せないので、前を向いて生きるしかありません。たまたま今読んでいる本に、人間は思考の大半を未来のことに費やしているというようなことが書いてあったのだけれど、確かに「備えあれば憂いなし」で自分の将来に投資する(金銭的なことばかりじゃなく)ことは大切だけれど、「今」を犠牲にしてまで「未来」に備えなければいけないんだろうかと、ある選択を迫られて考えてしまったのでした。縁起でもないけれど、「明日」はもう来ない可能性だってあるわけで。ちょっと前に読んだ「4000 Weeks(限りある時間の使い方)」の趣旨も概ねこんなことだったな、と思い出しました。

まぁ、それでも、毎日ちょこちょこと嬉しいことがあったりもします。

100万年ぶり(!!)にパソコンでiTunesを起動したら、十数年前に聴いていたプレイリストを再発見しました。もうどこでも手に入らないような曲がいくつも入っています。やはり気落ちしている時には音楽を聴くのが一番です。それにしても、このプレイリストを聴いていた頃には、未来(今)の自分がこんな生活をしているとは想像もしていませんでした。あの頃に想像していたであろう「最悪の事態」も今のところ起きていません(別の悲劇はいろいろあるけれど)。未来に何が起こるかなんて、やっぱり誰にも分からないんですよね。なにはともあれ、懐かしい音楽を聴きまくる毎日を過ごしています。iTunesは最新のデバイスではもう使えないらしいので、全曲(1000曲ぐらい)をどこかに保存しなければ。

そして今週末は件(くだん)の植物園に独りで行ってきました。

ある全く面識のない人のブログ(音楽の話から行きついた)に、旅行はいつも使わない脳を最大限に使うからボケ防止になるというようなことが書かれていて、確かにそうかもしれないと思ったのでした。よく考えると、私は毎日同じことばかりしていて、日常生活にこれといった変化がほとんどありません。脳は実は怠け者だから、私に脳を使わせたくなくて、いつもと違うことはさせないように働きかけているんでしょうかね。と、まぁ、その殻を破るためにも、旅行とまでは行かなくても、手始めに植物園に行ってみようと思ったのです。前回は友人と一緒に行ったのだけれど、久しぶりに会ったので話に夢中になってしまって、肝心の植物をあまり見なかったというのが正直なところです。

そこで今回はまだ行ったことのないエリアにも行ってみました。Native Plantsというアメリカ東海岸に自生する植物のエリアは天然の森の中に板張りのボードウォークが敷いてある場所だったのだけれど、あまりに地味すぎて誰も入っていく気配がありません。自生のブルーベリーや、湿地にはなぜか不気味な姿の食虫植物が生えていました。

しばらく歩いているとボードウォークの脇になにやら黒い塊が。よく見ると、ぎゃー、ヘビでした。恐ろしや。

その先はボードウォークさえもなく、獣道のような通路を、どうかヘビが出ませんようにと進んでいくと、脇の低木の隙間から何かが飛び出してきました。ひえー!何やら大きな鳥でした。ツルかアオサギか…。私の10mくらい先を歩いています。しばらくすると大きな翼を羽ばたかせてどこかへ飛んで行ってしまいました。いろいろと心臓に悪いエリアでした。

バラ園にもまだ遅咲きのバラがたくさん

今回は季節的にも紫陽花がたくさん咲いていました。



園内の至るところにタイサンボク(Southern Magnolia)の花が咲いていて、いい香りが漂ってきました。

 

2023年6月15日木曜日

目の保養、体も…

 


 先週末は体調を崩して寝込んでおりました。

金曜日の夜に急に腸の辺りがキリキリと痛み出して、あれれ、何か変なものを食べちゃったかなと不安になったのだけれど、食中毒にありがちな嘔吐や下痢といった症状はまったくありません。ただただお腹がキリキリと痛いのです。そのうちに体がだるくなってきて、微熱も出てきました。片頭痛のような頭痛も始まり、貧血のときによくある胃がムカムカした感じにもなってきたので、その夜は早めに寝てしまいました。

翌朝目覚めると、頭がガンガン痛くて胃はムカムカ、お腹もキリキリ痛みます。お腹の痛み以外は二日酔いのような症状です。でもやはり嘔吐や下痢はありません。しばらくパソコンでメールをチェックしたりしていたのだけれど、頭痛があまりにもひどかったので、水分をたくさん補給してからもう一度ベッドに戻って二度寝をしました。次に目覚めた時には頭痛は少しよくなっていたけれど、お腹は相変わらず痛みます。結局、その日は終日ベッドで過ごすことになりました。

とはいえ、眠くはないのです。退屈なので最初は図書館の返却期限が迫っていた本を読んでいたものの、身体の調子が悪いと、どうも脳の働きも悪いようで、ちっとも内容が頭に入ってきません。これでは読んでも仕方がないから読書はやめて、ベッドの近くの本棚にあったマンガ本「ベルサイユのばら」を取り出して読み始めました。こちらは絵があるし、もう何度も読み返しているので内容もしっかり分かっています(じゃぁ、なぜ、そんなに何度も読み返すのか、とも思うんですけどね、いろいろと新しい発見があったりするのですよ)。しかしこれも活字が小さすぎて、ただでさえ眼精疲労の目にはヒジョーに辛く、長続きしませんでした。

そこで次は、タブレットで韓国ドラマを見ることに。

ちょっと前にネットフリックスで「新米史官ク・ヘリョン」という時代劇ドラマを見たのだけれど、その時に、「わぁ、なんだ、この美しい青年は!」と思った俳優さんがいたのです。チャ・ウヌ君といい、「顔天才」と呼ばれているんだとか。いや、K-POPファンや韓国ドラマ好きの方々は皆さんご存じなのでしょうけれど、本当に美しい人なのですよ。恋愛対象としてドキドキしちゃうというわけではないけれど(当たり前だ!)、芸術を見ているような感じかな。

それで、時代劇ではない現代の彼の出演ドラマを見てみようと思い立って、「私のIDはカンナム美人」という青春ドラマを見始めました。顔が美しくないということでずっと惨めな思いをしてきた女の子が、大学入学前に整形手術を受けて美しくなり、中学時代の超イケメン同級生と再会するというお話。美しくはなったものの、様々なジレンマが生じて、彼女の恋愛には性悪な女子同期生が次々と妨害工作を仕掛けてきます。言うまでもなく、超イケメン同級生がチャ・ウヌ君です。こちらはあまり笑わないクールな役。美しい顔が引き立つような役です。まだ最後まで見ていないので、どんな展開になるのかはわかりませんが、とにかく、こうして私は目の保養(と体も)をしながら土曜の午後をベッドで過ごしたのでした。

チャ・ウヌ君はASTROというK-POPグループのメンバーなんだそうですが、K-POPといえば、ずいぶん前に実家に帰った時に、中学時代の親友のNちゃんがこんなことを言っていたのを思い出しました

「テニス部の一年後輩にKさんっていたでしょ?彼女の息子くんがK-POPアイドルになるために韓国に行ってるんだって」と。

あの頃の私はまだ韓国ドラマも見ていなかったので、「へー」とか「ふーん」としか反応しなかったと思うのだけれど、少し前に「そういえば」と思い立ってネットで調べてみたら、Kさんの息子くんは何とかっていうグループのメンバーとしてちゃんとデビューしているようでした。名前は知らなかったのだけれど、写真を見たら中学時代のKさんによく似ていました。

(写真は寝室の窓辺に一輪だけ咲いた八重のムクゲ)

2023年6月3日土曜日

長雨と紫陽花

急にあれこれと忙しくなってしまって、ブログを書く余裕がありません。

そして、こちらは梅雨のような長雨が続いていました。例年ならばこの時期はからりと晴れて真夏のような暑さなのに、今年は気温も低く、まだ冷房も入れずに過ごしています。

長雨のせいか、今年は紫陽花がひと際きれいに咲いています。毎年この時期になるとホームセンターの園芸コーナーに紫陽花の苗がずらりと並んで、ご近所でも紫陽花の株をよく見かけるし、かく言う我が家にも前のオーナーさんが植えた紫陽花がいくつかあるのです。でも、ここには日本のように梅雨があるわけではなく、この季節はカラカラと晴れている日のほうが多いから、紫陽花が咲いてもあまり元気に見えないのが正直なところです。風情がない、というのかな。

 

ところが今年は何週間も雨天ばかりが続いたおかげで、紫陽花がとてもきれいに咲きました。日本原産の紫陽花はやはり日本の風土に合った植物なんですね。

そういえば、先月、近くの植物園のメンバーシップを購入しました。バラ園が有名な植物園で、先月ちょうどバラが見頃を迎えるというので、友人と出かける約束をしていたのだけれど、入園料が意外と高くて、それならメンバーシップを購入して何度も行ったほうがお得かもしれないと思ったのです。バラ以外にも季節の花々がいつも咲いていて、森の中を散策するような場所もあるので、 何度行っても楽しいはずです。人の少ない時間帯ならランニングもできるし、木陰で読書をするのもいいなぁ。アジサイ園もあるらしいので、近々また行ってみよう♪

 おまけ:ムラサキツユクサも元気です