先週は、「お先真っ暗」という知らせが舞い込んできて、私の人生どうなっちゃうんだろうと不安に駆られた一週間でした。長い人生のうちには、いろんなことがあるものですね。韓国ドラマなんか見ている場合じゃありません。
しかしながら、過去はもう巻き戻せないので、前を向いて生きるしかありません。たまたま今読んでいる本に、人間は思考の大半を未来のことに費やしているというようなことが書いてあったのだけれど、確かに「備えあれば憂いなし」で自分の将来に投資する(金銭的なことばかりじゃなく)ことは大切だけれど、「今」を犠牲にしてまで「未来」に備えなければいけないんだろうかと、ある選択を迫られて考えてしまったのでした。縁起でもないけれど、「明日」はもう来ない可能性だってあるわけで。ちょっと前に読んだ「4000 Weeks(限りある時間の使い方)」の趣旨も概ねこんなことだったな、と思い出しました。
まぁ、それでも、毎日ちょこちょこと嬉しいことがあったりもします。
100万年ぶり(!!)にパソコンでiTunesを起動したら、十数年前に聴いていたプレイリストを再発見しました。もうどこでも手に入らないような曲がいくつも入っています。やはり気落ちしている時には音楽を聴くのが一番です。それにしても、このプレイリストを聴いていた頃には、未来(今)の自分がこんな生活をしているとは想像もしていませんでした。あの頃に想像していたであろう「最悪の事態」も今のところ起きていません(別の悲劇はいろいろあるけれど)。未来に何が起こるかなんて、やっぱり誰にも分からないんですよね。なにはともあれ、懐かしい音楽を聴きまくる毎日を過ごしています。iTunesは最新のデバイスではもう使えないらしいので、全曲(1000曲ぐらい)をどこかに保存しなければ。
そして今週末は件(くだん)の植物園に独りで行ってきました。
ある全く面識のない人のブログ(音楽の話から行きついた)に、旅行はいつも使わない脳を最大限に使うからボケ防止になるというようなことが書かれていて、確かにそうかもしれないと思ったのでした。よく考えると、私は毎日同じことばかりしていて、日常生活にこれといった変化がほとんどありません。脳は実は怠け者だから、私に脳を使わせたくなくて、いつもと違うことはさせないように働きかけているんでしょうかね。と、まぁ、その殻を破るためにも、旅行とまでは行かなくても、手始めに植物園に行ってみようと思ったのです。前回は友人と一緒に行ったのだけれど、久しぶりに会ったので話に夢中になってしまって、肝心の植物をあまり見なかったというのが正直なところです。
そこで今回はまだ行ったことのないエリアにも行ってみました。Native Plantsというアメリカ東海岸に自生する植物のエリアは天然の森の中に板張りのボードウォークが敷いてある場所だったのだけれど、あまりに地味すぎて誰も入っていく気配がありません。自生のブルーベリーや、湿地にはなぜか不気味な姿の食虫植物が生えていました。
しばらく歩いているとボードウォークの脇になにやら黒い塊が。よく見ると、ぎゃー、ヘビでした。恐ろしや。
その先はボードウォークさえもなく、獣道のような通路を、どうかヘビが出ませんようにと進んでいくと、脇の低木の隙間から何かが飛び出してきました。ひえー!何やら大きな鳥でした。ツルかアオサギか…。私の10mくらい先を歩いています。しばらくすると大きな翼を羽ばたかせてどこかへ飛んで行ってしまいました。いろいろと心臓に悪いエリアでした。
バラ園にもまだ遅咲きのバラがたくさん
今回は季節的にも紫陽花がたくさん咲いていました。
園内の至るところにタイサンボク(Southern Magnolia)の花が咲いていて、いい香りが漂ってきました。