2023年8月13日日曜日

サルスベリ満開

 

先週末、またいつもの植物園に行ってきました。前回は紫陽花の頃でしたが、今回のお目当てはサルスベリです。

私の住む地域は夏になると至る所でサルスベリが咲きます。幹線道路の街路樹はほとんどがサルスベリで、7月ぐらいから街全体が急に華やかに色付きます。日本で春に桜が至る所に咲くのと似ていますが、桜は2週間ぐらいで散ってしまうけれど、サルスベリは漢字で百日紅と書くように夏の終わりまでずっと咲き続けます。 

前回植物園に行った時にそのサルスベリの木がたくさんあることに気付いて、花が咲いたら絶対に行こうと思っていたのでした。




 
 花色はピンクが主流でしたが、それにも濃いものから淡いものまでいろいろあり、他にも白、紫、真紅などの様々な色の花が咲いていました。日本で見るサルスベリは花の付き方がもう少し控えめだったような気がするのだけれど、品種が違うのか、気候のせいなのか、ここのサルスベリは毎年華々しく咲きます。



Japanese Garden(日本庭園とは呼び難い)では一見作り物のような蓮の花が咲いていました。




 森になかにはあちこちに面白いバードハウスが設置されていました。

いつもは誰も常駐していない「菜園」では、たまたまその日にマスター・ガーデナーさんが 訪問者の質問に答えてくれるというイベントが開催されていたようなのだけれど、私はそれを知らずにいつものようにふらりと菜園に寄ったら、誰も来てくれない菜園で暇を持て余していたと思しきマスターガーデナーのおじさんがすぐに声をかけてきて、そこで栽培しているいろいろな野菜について説明してくれました。「ツルムラサキ」が植えてあって「ほお」と思ったら、おじさんは「これはまさかと思うでしょうけれど、ホウレンソウの仲間なんですよ」と得意げに言います。「私も栽培していますよ」とはなんだか言い難く、「日本で食べたことがあります。ちょっとオクラみたいにネバネバしているんですよね」と私が言うと、おじさんは怪訝な顔をして、ネバネバしてはいないと言います。まさかと思い「どうやって食べるんですか?」と聞いたら、案の定、生で食べるとのこと。うへー。まぁ、アメリカ人はホウレンソウも生で食べるからね。

他にもスィートポテトやピーナッツの袋栽培について教わったり(ちょうど私もサツマイモの袋栽培をしているので)、土づくりや肥料のことも教えてもらいました。帰りがけに白いナスを見かけて、「このナスは白いけど、日本のナスに形が似ている」と私が言ったら、おじさんはその場でひとつ株から切りとって私に手渡してくれました。わーい、白いナスは初めて。

おじさんは時々ボランティアで菜園の管理をしているというので、次に行った時も寄ってみようと思ったのでした。8月下旬ごろから秋冬野菜の栽培が始まるそうです。



 

2 件のコメント:

  1. Jさん、こんにちは! 百日紅という漢字がサルスベリと読むとはしりませんでした。 圧巻の風景だね。
    でも蓮の花がなんだか好きだな~。 それにしてもなんだか Jさんの写真では他の人の姿がまるで見えなくてこの庭園 すごく落ち着くね。 マンツーマンで菜園のコツを教えてもらえたのも贅沢~!笑

    白いナス、なんだか陶器みたいに艶があって写真ではガラス細工みたいで本物に見えない~! すごいね。初めて見ました。 お味は紫のと一緒かな? Jさんはどんなふうに調理するんだろう。。。楽しみにしてますね。
    その菜園で採れる野菜や果物はJさんの家の菜園でもできちゃうってことだよね。 いいなあ。

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    1. 100日ぐらい長く咲くから百日紅と書くらしいけれど、字のごとく猿滑と書くこともあるみたい。Sちゃんには「サルスベリって日本語ですか?」と聞かれました。地名のSalisburyの日本語読みか何かだと思ったんだって、笑
      この日は曇っていて写真が少し暗くなっちゃったけど、これだけたくさん咲いていると見事です。
      蓮の花は私もこんなにキレイに咲いているのを始めて見ました。この日はお天気もあまりよくなかったから人が少なかったのかも。暑いしね。
      白いナスはピカピカでツルツルで、まるで飾り物のようにきれいでした。形もナスのお手本みたい。なんだかもったいなくてまだ食べていないんだけど、早く食べないと味が落ちるから、今日あたり…うーん、どうやって調理しようか...。

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