2025年7月6日日曜日

戯言


 ある日突然、こんなツイートが私のフィードに入ってきました。ツイート主の方は存じ上げませんが、何か妙に共感したことを思い出しました。まぁ、私は「ジジイ」ではないけど、似たようなものです。

若者のロック離れと言うけれど、アメリカではもう社会全体がロック離れみたいなものです。テレビで放送されるアワード番組なんて、出演者はカントリーかヒップホップの人達ばかり。おまけ程度に一組ぐらいロックバンドが出てきても、これ、ロック?という感じで、嘆かわしい。いつぞやのグラミー賞では、最優秀ロックアルバムだったか、ロック系の賞は授賞式では放送していなかったくらいですから。昔のロックを知っている我々世代しかロックを聴かないというのは、本当なんでしょうね。

今の若者はカントリーやヒップホップを聴いて、何を感じるのかなぁ。私はこのどちらのジャンルからも、ロックに感じるようなドキドキ感やワクワク感を得ることができません。もっと言うと、胸が「くぅーっ」となる感じ。昔から私はこの表現を使っているけれど、これを分かってくれた人は未だかつて一人もいません。まぁ、音楽に関しては私は独りぼっちで、深い話のできる知人は一人もいないんだけど、それはそれでいいのです。変に音楽の話をしても、相手に合わせるのは簡単だけど、自分の中では「違うんだよなぁ」と落胆してしまうから。でも、スクリーンやモニターの向こう側には、私と似たような感覚の持ち主が少なからずいて、「そう、そう、そうなのよ」と画面に向かって頷いているのでした。

それでも、最近はトレンドが変わってきているらしく、アメリカではティーンエイジャーがガレージバンドを始める風潮が戻ってきているんだそうですよ。どこかで読んだ話では、Gen ZがCreed とNickelbackを聴いているともいうし。そういえば、このあいだ息子がCreedを聴いていて、おや?っと思ったことがありました。その時に息子とそんな話をしていて、「Nickelbackはすごく嫌われていた時期があったよね」と私が言ったら、それは、みんなが嫌いだというから他の人も後追いという形でみんなに合わせるために嫌いになった、という説があるんですって。Nickelbackにとっては大迷惑な話ですよね。でも、それってロック離れにも通じる話かもしれません。みんながカントリーを聴いているから、別に好きじゃないけど私も聴いておこう…というような。まぁ、流行りというのはそういうものだけど。

とは言うものの、私も新しい音楽はほとんど聴いていません。もうあの「くぅーっ」という感じがないんだな、新しい音楽には。2000年代が限界かも知れません。Greta van Fleetは最初聴いたときに、へー、かっこいいね、と思ったけれど、レッド・ツェッペリンやジャニス・ジョップリンの二番煎じみたいでちょっと物足りない。たぶん聴かないけど、新しいガレージバンドの活躍を楽しみにしています。私は昔の音楽だけでいいや。

昨日あたりから私のSNSフィードはOasisの再結成コンサートの投稿であふれています。「リアム、やったね。やればできるじゃん」というのが私の感想(すみません、上から目線で)。大人になったんだね。おそらくOasisの歴史の中で一番のコンサートだったんじゃないかと思います。セットリストも素晴らしい。

誰かが書いていたんだけど、ギャラガー兄弟の仲たがいの一因は、兄のノエルのフラストレーションにあって、それは弟リアムが類まれな才能をアルコールやドラッグで無駄にしていることを我慢できなかったからだと。昔のOasis時代にリアムは明らかにアルコールかドラッグかの影響下でステージに立ち、ステージ上で兄弟げんかを始めて、リアムが姿を消してノエルが残りの全曲を歌うことになったり、というハプニングが絶えなかったから、それも一理あるなという気がします。ノエルは口は悪いけど、実はすごく真面目で音楽に真摯に向き合っている人なんじゃないかという気がするから、リアムに対してそういう感情を抱いていたとしても不思議じゃないし、だからこそ今回のステージでのリアムの姿はノエルにとって感慨深いものだったことでしょう。

私がよく読んでいる音楽ブログの主さんは、Oasisを聴くことをGuilty Pleasure(言うのがちょっと恥ずかしいような、人に知られたくない楽しみ)と言っていたけれど、堂々と好きと言っていいくらいにいいステージでしたよ。私にもGuilty Pleasure的なバンドがいくつかあるんだけど、それはまた別の機会に。

そういえば、同じ頃にオジー・オズボーンのファイナル・コンサートがあった模様で、こちらに参加したミュージシャンも錚々たる面々。まぁ、私はオジーもブラック・サバスも聴かないけれど、ロックもまだまだ捨てたものじゃないのかもしれませんねー。

と、まぁ、Oasisの映像を見ていたら、いろんな考えが頭の中に浮かんできて、戯言を述べてみた次第です。 あしからず。


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