2024年4月25日木曜日

Beauty and the beast

 


 庭のテマリカンボクが咲きました。

最初に緑色の小さな花が付き、遠目では花だと気付かないのだけれど、それが次第に白くなり、まん丸な花になります。別名はビバーナム・スノーボールと言うそうで、フワフワとした雪玉のようです。


 
緑色

まだちょっと緑色
 
 
真っ白
 
これでしばらく裏庭の花はおしまい。次は前庭のバラと家の横のアジサイです。
 
ところで、これは何だと思います?
 
 
裏庭にね、ウニがいたんです。(←ウソ)
娘にこの写真を送って「何だと思う?」と聞いたら、即座にウニと答えました。
実はこの白いものはプラスチックのスプーンなのだけれど、見ようによってはお皿に見えるかもしれませんね。
 
はい、この恐ろし気なものは、毛虫です。
 
先日、ぶどうの木の下の草むしりをしていた時、突然指先がチクっとして、あわてて作業用の手袋を外して指を見てみると、数ミリ程度の切り傷と何かが刺さったような傷が2か所ありました。ちょっと血も出ています。えー、どうして?手袋の指の部分はゴムなのか合成樹脂なのかが厚塗りされていて、トゲが刺さることなんてないはずなのに。それに、指にトゲらしきものは見当たらないのです。いったい何が刺さったのかと、恐る恐る草をかき分けると、丸まった毛玉のようなものが出てきました。うわっ、これだ!いかにも毒がありそうな見た目です。ちょっと心臓がドキドキしました。毒毛虫だった場合に毒が判別できるようにとりあえずスプーンですくって蓋のある容器に入れて、指を消毒して絆創膏を貼ってから「Black hairy caterpillar」と検索してみました。日本語で「黒い毛虫」と検索してもアメリカ固有種だったら出て来ない可能性があるので。するとGiant leopard mothという蛾の幼虫で、毒はないことがわかりました。毛虫の姿も毒々しいけれど、成虫の蛾の写真はもっと毒々しかった。敢えてここには載せません。

この毛虫は毒もないことだし、ずっと丸まったままで怯えているようでもあったので、庭の反対側の隅に逃がしてあげました。
 

2 件のコメント:

  1. テマリカンボクっていうんだね、ぱっと見 紫陽花?って思っちゃいました。 華があって素敵!私紫陽花好きなので。。。
    こんなに満開だったら いくつか枝ごと取って家の中に飾りたい衝動にかられるけど、きっと土の方がお花も長く持つね。 ほんと、手毬みたいでいい名前。
    え~っ?毛虫? 私もウニだとばかり。。。 ウニの棘に刺さるのも嫌だけど これが思うと(その上この見た目。。。)私も文章を読んでてドキドキしましたよ。 蛾の幼虫だったのね。 でも手袋を通り越して肌に刺さるほどトゲトゲしい幼虫とは恐ろしい。。。きっと身を守るためにそうなってるんだろうけどね。
    とにかく毒性がないようなので安心しました。よかった。。。 

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    1. テマリカンボクは花だけ見るとアジサイに似ているよね。白いアジサイは「アナベル」というんだって。テマリカンボクには「オオデマリ」というよく似た花もあるんだけど、こちらは葉の形が違うんだとか。しばらく寒い日が続いたからテマリカンボクの花は長持ちしました。昨日あたりから気温が上がって散り始めちゃった。あとどのくらい持つかな。
      この毛虫、ウニと言われればウニにしか見えないよね(笑) もうね、庭仕事をしていると、いろんなものが出てくるんです。毛虫とか、クモとか。そのたびに、ゾワっとしたり、ドキドキしたり。心臓に悪いからやめて欲しいんだけど、これも生態系の一部だから仕方ありません。よほどの害虫じゃない限り殺さないようにはしているんだけど。

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